09/10/02証明の一枚
Black Gives Way To Blue / Alice In Chains
僕の思春期時代のヒーローだったレイン・ステイリーが逝って早7年。14年ぶりの復活作が遂にリリース。
アフロで猿顔というレインとは対照的なルックスの新<Vo>のウィリアム・デュヴァールは、歌いまわしは似せてもクセまでは似せられないといった感じで、あまり好印象を得られない。が、さすがジェリー・カントレル、曲のほうはAlice In Chains特有の鬱なブルース感を押し出したファンも納得の出来栄えだ。
早速<Vo>をこき下ろしてしまいましたが(笑)、ジェリーとのコーラスは相性がいいようで、Alice In Chainsのトレードマークだったレインとジェリーのハモリはちゃんと再現されていると言っていい。
アルバムはジェリーのソロ作っぽい曲もいくつかあるが、どの曲もAlice In Chainsとしてしか表現できない漆黒のグルーヴに溢れている。
まずは#1 All Secrets Knownの不穏極まりないリフで一気にAlice In Chainsの世界へ引き込まれる。ドロドロとした演奏ににジェリーとウィリアムのコーラスがうっすらと響き渡り、ギターは哀しみの泣き声を上げる。やっぱ好きだアリチェン。
続くシングルカットの#2 Check My Brainはドゥーミーなリフが渦巻く中、力強いサビメロを持った鳥肌立ちまくりのグランジィな曲。
アンプラグドで持ち前の美メロを浮き立たせた#4 Your Decision、一転してヘヴィな#5 A Looking In Viewは重苦しいサウンドとトゲトゲしい歌詞で鬱パワーを増幅させる。
ロウスピードで、傷口を抉るようなギターが冴える#7 Acid Bubble、エルトン・ジョンの美しいピアノの響きとレインへの追悼を綴った感動的な終曲#11 Black Gives Way To Blue。
思い入れの強いバンドだからか、聴けば聴くほどに胸に迫るものがある。
もちろんレインが生きていればとも思うが、いなくともAlice In Chainsは生き続けられる事を証明する一枚だ。
#All Secrets Known
#Check My Brain
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