09/10/21【LIVE REPORT】SLAYER@新木場StudioCoast(2009.10.19)

LOUDPARK、SLAYER単独と、一年で最もメタルな3日間が終わってしまい、今も心ここにあらず...。
心の清算の意味でライブレポでも書いてみようと思います。
とは言いつつもLOUDPARKについては色々なところでレポされているので、今回はSLAYERの単独公演について。

【LIVE REPORT】SLAYER@新木場Studio Coast(2009.10.19)

前日の余韻も醒めぬ、筋肉痛も取れぬまま、3年ぶりにSLAYERが新木場に帰ってくる。
僕にとって3回目となるSLAYERだが、今回はその中でもベストと言える内容だった。トムは本当に喉壊してたのだろうか(笑)

冷たい潮風が吹く新木場の倉庫街は、だだっ広い道路で仕切られた日本らしくない街で、相変わらず殺風景極まりない。これから起こる地獄のステージを予見しているかのようだ。
そんな事を一人思いながら会場へ到着。これが高貴なJAZZライヴならさぞかしオシャレに見えるんだろうが、その夜のスタジオコーストは不気味に佇んでいるように見えた。

やけに厳重な持ち物チェックを終え、開演10分前に着いたのですぐさまホール内へ。
予想通り客入りは好調とは言えず、アリーナ部分にもポツポツ隙間がある。人の合間を抜けてケリー側の柵まで来れた。

前日とは違い、全員がSLAYERファン!という事を思うとなんだか嬉しくなる。
前方30cmくらいのヘドバンスペースを設けスタンバイ。しばらくすると柵の向こうのモッシャーが騒ぎ始める。
SLAYERに限らず、ライヴのこの瞬間っていうのは毎回緊張する。

メンバーによるサウンドチェックが聴こえる。会場全体にスレイヤーコールが起こり、まもなくして暗転!
濃いスモークが立ち込め、ステージは何も見えない。スモークが薄れるにつれ、トムのシルエットが浮かび上がる!!
大魔王降臨とでも言いたくなるその佇まい!赤い照明が業火のようだ。
残念ながら位置的にデイヴは見えなかったが、ケリー、ジェフは人頭の障害もなく、共に良く見える。

今回のツアーでは、間もなく発売される「World Painted Blood」のタイトル曲で始まる。
興奮のあまりしっかり覚えているわけではないが、ポール期を彷彿させる腰を据えたヘヴィなリズムと、コードがあまり動かないシンプルなリフの曲だ。トムのボーカルがアグレッシヴで非常にカッコイイ。

続くのは...いつもの曲振り!「WAAAAAAAAAAARRRRRRRRRENSEMBLEEEEEEEEEEE!!!!!!!!」
前日の比じゃない周囲の一体感。デイヴの神フィルイン!(見えないけどw)を合図にひたすらヘドバン。
押し詰められるかと思いきや、観客は良い感じに住み分けされていて、サークル、ヘドバン、メロイックとそれぞれに盛り上がる。正しいメタルライヴの姿だ。

間髪いれず大好きな#Jihad!不穏なメロディのイントロに鳥肌。

そして前日のLOUDPARKでは演らなかった新曲#Psychopathy Redがトムの口からコールされる。
耳に吸いつくような印象的なリフには、シンプルながらにして人間を狂わせるマジックが込められている。ライヴの定番曲になりそうだ。

お次は#Born Of Fire。正直5thからは#Blood Redや#Spirit In Blackがよかったけど、ヘドバンに没頭できるからBorn Of Fireでもいいや。

#Mandatory Sucide#Chemical Warfareと続いて、後半の展開が最高すぎるGhosts Of Warへ!ジェフ×ケリーの怒涛のソロラッシュ。ケリーの肉団子みたいな頭に合わせて上下上下。

少ーし休憩できる#Seasons In the Abyssを堪能。
そして続く新曲#Hate Worldwideはもーかっこよすぎ。
発売前にしてSLAYERクラシック入り決定。ものすごく単純なのに、これこそSLAYERにしか編み出せないリフ。吐き捨てまくりのボーカルも最高。
#Disciple「God Hates Us All!!」の合唱でライヴは後半戦へ。

トムの「ポスト!モーテ~ム」のコールで一気に沸く。
僕は心の隅っこで「Reign In Blood」完全再現を期待していたので少しガッカリしたが、神曲の前にそんな雑念はすぐに吹っ飛ぶ。
間髪いれず#Epidemicへなだれ込む!3rdのターン!

演奏時とのギャップがものすごいトムの笑顔に癒されるMCから、#Dead Skin Maskのサビの朗読へ。

Dance with the dead in my dreams
Listen to their hallowed screams...

大合唱を終え、ライヴはクライマックスへ。

#Hell AwaitsAngel Of DeathSouth Of Heavenの狂乱に次ぐ狂乱。トムの声も良く出ているし、デイヴは衰え知らずだし、すべてが完璧な演奏。スタジオコーストの音響の良さは、都内のハコでも指折りじゃないだろうか。肉体的な演奏がジリジリと体をむさぼっていく。

前日同様、アンコールはなしで#Raining Bloodへ。最後とばかりにはしゃぎ狂う。

全部で1時間半もいってなかったほど短いライヴだったが、完全燃焼することができた。
ビール呑んでSLAYER聴きながら帰宅。

比較的好みのセットで、新曲3曲も素晴らしい。「World Painted Blood」、本当に物凄いアルバムかもしれない。

改めてSLAYERというバンドの凄さを味わった二日間、エクストリームミュージックでSLAYERの右出る者はいない。そう断言したいステージだった。

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