09/11/07ルーツ・オブ・ブラック
Carving Out The Eyes Of God / Goatwhore
もう11月ですね。年が明ける前に、気に入った09年作をちょこちょこ消化していこうと思います。
米ニューオリンズのブラックメタルバンド、Goatwhoreの4th。
出所がSOILENT GREEN、CROWBARといったハードコア、サザンロック方面な所からも、北欧ブラックとは似て非なるブラックメタル。1st~3rdでもハードコアのマッチョな演奏とサザンロック染みた乾いたサウンドを匂わせるアメリカらしいBlack Metalをやっていたが、本作4thではさらにアタック感が増しハードコア化が進んだ。近年ジャンル化されてきたブラックスラッシュとしても取れる作品だ。
疾走するスラッシュビートの中でも、しっかりと地に足がついた重厚なグルーヴ。物凄く聴き心地がいい。
<G>サミー・デュエットはトレモロリフやイーヴルなソロなど、Black Metalの様式には多少従うも、やはりCROWBARで培ったグルーヴィーなヘヴィリフが根底にあって、これがGoatwhoreの決め手となっていることは明らかだ。
荒っぽさ全開のダーク・ハードコアとブラックメタルのテクニカルな部分がせめぎ合う楽曲からは、演奏の巧いVenom、はたまたハイブリット化したAmebixといった感じで、とにかく無意識に体がつき動かされる。元SOILENT GREEN:ベン・ファルゴウストのドスの聴いたデスボイスも最高に極悪。
Motorheadの系譜にDischargeとVenomが存在し、Venomの系譜からブラックメタルが生まれたことを考えると、ブラックメタルとハードコアパンクは決して対極なものではなく、むしろ近しくあるべきものだ。
初期のブラックメタルバンドであったDarkthroneが2000年代になって明確にハードコアとの連携を示したが、Goatwhoreやこの前のBlack Anvilなど、この系譜を感じさせるバンドの存在は、前述した全てのバンドのファンである僕にとって本当に嬉しい。
#Apocalyptic Havoc
Latest "Black Metal"
-
Violent Revenge / Nocturnal
-
Time Insults The Mind / Black Anvil
-
In the Constellation of the Black Widow / Anaal Nathrakh
TRACKBACK(0)
Trackback: ルーツ・オブ・ブラック
Trackback URL: http://distortion-ls.com/mt/mt-tb.cgi/145



POST YOUR COMMENT