08/07/21帰ってくるフライング・アロウ
The Michael Schenker Group / Michael Schenker Group
約一ヶ月後に来日公演を控えたマイケル・シェンカーグループ。
その80年発表の記念すべき1stはギターアルバムを代表する一枚と言えるだろう。
邦題「神(帰ってきたフライング・アロウ)」。
孤高のギタリスト:マイケル・シェンカー。トレードマークの白黒のフライングVから弾き出される濁りのないクリアな音色は聴き手の聴覚を無意識にピクつかせる。
この作品はマイケルのギターの良さが最も活きている(ゲイリー・バーデンの華のないボーカルも相まって)もので、キャッチーで明快なリフと、ワウをかませたギターソロを中心とした楽曲で固めている。
ここからは自論だが、マイケルのギタ-を評価する上で欠くことのできない言葉「泣き」。もちろん異論はないが、マイケル・シェンカーを評価する上で僕が一番に挙げたいのは「泣き」ではなく「鳴き」である。
僕の中で「泣き」のギタリストというのはカルロス・サンタナや一時期のゲイリー・ムーア、アンディ・パウエルあたりを指す。
この作品でも、#8 Tales Of Mysteryや#9 Lost Horizonsなどはその辺りのギタリストのフレーズが垣間見れるが、これはマイケルの色ではない。(もちろん好きだけど)
この作品で、マイケルの真骨頂はベタではあるがやはり#1 Armed And Readyや#2 Cry For The Nations、#6 Into The Arena だ。この3曲のソロで共通しているのはマイナー調のメロディでありながらも、一音一音にやけに強い力が入っている事だ。
メロディではなく音。マイケルは泣きのメロディを奏でているのではなく、ただ音をマイナー調に鳴らしているだけなのだ。それはもう高らかに。
#Armed And Ready (Live 1981)
#Into The Arena (Live 1981)
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